アート&カフェ こぐま [浅草・向島エリア]

棚全体を使って企画展が行われる。これは「18人のピノキオ展」。

本好きな柳澤さんと山中さんの蔵書を、格安で販売している。

薬局時代の商品も展示している。

岩茶500円。向島のかりんとう200円。

鶏のひき肉とパプリカが入っている、ひよこ豆のカレーセット。ミニサラダとドリンクがついて900円。

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戦前に建てられた薬局をカフェに

 曳舟駅から徒歩8分ほど歩くと、鳩の街通り商店街の入口に着く。そこで「こぐま」を営んでいるのは、柳澤明子さんと山中正哉さんのご夫妻。演劇をやっていた2人は、あるアートプロジェクトの公募で、「向島で1年間カフェを営み、地元の人との交流から得たものを演劇にする」という計画を立てた。それが審査に通り、助成金を得て「こぐま」をオープン。場所は、タイミング良く空いた、戦前から薬局を営んでいた古い木造建築。良くも悪くも、昔からの住人ばかりが行き来する商店街だ。
「最初は地元の人に距離を置かれているように感じました。どうせ、すぐどっかに行っちゃうんだろ、思い出づくりでしょ、みたいに思われていたのかなと思います」と柳澤さん。
 しかし、1年が経ち、演劇の公演を終えても、「こぐま」の営業は続けた。常連さんも増えてきて、やりがいを感じていた2人は、やれるとこまでやってみようと決心したのだ。

「こぐま」、そして向島を理解してもらう

 PR誌でアートページ担当の記者を努めていた柳澤さん。「こぐま」を開店するにあたって、経験を活かしてギャラリースペースを運営しようと考えた。「知り合いの作家さんに声をかけてみたんですが、『こぐま』の立地では、自分の作品を理解してくれるお客さまは来ないのでは・・・と言われたりしました。周辺環境の魅力や良さを発信する必要があると痛感したのです」
 そこで、柳澤さんご夫妻は、「まずは向島の良さを理解してもらおう」と考えた。ウェブで向島のさまざまな情報を発信し、アートにも積極的に取り組んでいることをアピールしていった。すると、徐々に展示の申し込みが増え、「こぐま」の棚にピッタリはまるオリジナル作品を描いてくれるアーティストまで現れた。

独学で、メニューを増やしていく

 オープン当時のメニューは、イタリア料理のシェフに教えてもらったカレーと、自分たちが好きで飲んでいた中国茶&コーヒーなど。だが、毎日、閉店後に新メニューを試して、少しずつメニューを追加していった。
「ケーキをはじめたら、それまで月に2~3度いらしていたおばあちゃんたちが、週に2~3度いらしてくださるようになったんです。『おいしかった』って感想も言ってくれたりして。そういうのは、励みになりますね」
 今では、2ヵ月おきに季節のメニューを変えていくほど、フード&ドリンクが充実している。定番メニューである岩茶や100%キンモクセイ茶、こぐまコーヒーは人気があるそうだ。

Staff
柳澤明子さん・山中正哉さん

演劇活動を通じて向島を知り、「こぐま」の開店と共に移り住む。「こぐま」の切り盛りだけでなく、アートプロジェクトの実行委員や地元商店街のHP作成、向島のまちあるきツアーなど、さまざまな活動を行う。

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アート&カフェ こぐま(東京都墨田区東向島1丁目23-14)の地図を表示中です。
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アート&カフェ こぐま
  • 東京都墨田区東向島1-23-14
  • 【TEL】03-3610-0675
  • 【営】10:30~18:30(L.O.18:00)
  • 【休】火曜・水曜
  • http://ko-gu-ma.com/index.html
  
最近の展示作品の傾向

アーティストの企画展の合間をぬって、古本展などの「こぐま自主企画展」も実施している。

今後の展示予定
  • ◯ ~6月下旬
    「こぐま自主企画展 鳩の街のカネコ薬局展」

取材を終えて......

ほりこし

机&椅子が懐かしい。あの頃はよかったなぁ……

がっきー

懐かしさを感じる、レトロで素敵な内装で、ゆったり過ごせました! 窓辺で泳ぐめだかにも癒されました。

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