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アートノコヨミが関心あるモノ・コトをレポート ⟩ 新潟市では「水と土の文化」を掘り起こし、文化・芸術による、新しい新潟まちづくりを進めるために「水と土の芸術祭 2009」を開催。アートノコヨミも取材に行ってきました。…

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REPORT - アートノコヨミが関心あるモノ・コトをレポート -

「水と土の芸術祭 2009」に行ってきた!vol.04

2009.12.02

開催日
2009年7月18日 - 2009年12月27日
開催場所
水と土の芸術祭(新潟)
新潟市で開催されている「水と土の芸術祭」を、アートノコヨミでは全4回にわたってレポート! 4回目の今回は新潟市美術館を中心に展示されている作品11点を紹介します。
 
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新潟県全域112市町村 (合併前)から採取された土365種類が、薬品用のビンに均等に入れられて円形の展示室(新潟市美術館入り口付近)に並べられています。
自然の土がこれほど色彩豊かであることに驚かされ、また円形状の展示室にグラデーションになるよう展示されている様はまさに圧巻です。
 
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作者の大岩オスカールさんは、新潟県に滞在し、新潟の水や土、空気を実際に感じて作品を制作したそうです。
作品の中には旧栗ノ木排水機場、はざ木、旧笹川邸などの新潟を代表する場所と、過去から現在へと移り変わる5隻の船舶が描かれています。これらを見ていると新潟の時代の流れを感じることができます。
また、中央には新潟県の形をしたゴーストも描かれています。
 
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江戸末期に誕生し、明治時代に発達&完成を遂げ、大正・昭和には全国で親しまれた娯楽設備「のぞきからくり」。現在実演できるのは、新潟市西蒲区で発見されたこの一台のみです。
日曜と祝日には口上付きで楽しむことができます。ぜひとも覗き穴から何が覗けるか試してみてください。
 
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磯辺行久さんによる土のオベリスク(古代エジプトに多く製作されたモニュメントの一種)。新潟市内に点在する縄文時代から平安時代の遺跡で出土した土器を、できるだけ自然の姿で展開したプロジェクト。
室内の中につくられた巨大なオベリスクは、迫力があり、古代の静かなささやきが聞こえてくるような作品。古代の息吹を感じることができます。
 
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「ニイガタのタカラアツマレ」プロジェクトにて市民から集められたタカラやドライフラワーを、カセットテープのケースに樹脂を流し込んで固めた作品。
4500個のカセットテープから、室内にさまざまなやわらかい光が差し込んでいます。その光と新潟市民から集められたタカラを見ていると、暖かい気持ちになってきます。
 
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この壁土は、阿賀野川上流の土5トンを使って制作された巨大壁オブジェで、左官である久住有生さんの見事な技術が活かされた作品です。
これだけの作品が土と藁と竹のみでつくられています。土をこね、塗り、そして削っていくだけで、このように表情豊かで人の心を捉えることができるのです。日本の職人の技術力を痛感します。
(この写真は9月末までの第1期に展示されていた作品を撮ったものです。11月28日からの第2期の作品は形もリニューアルし,また新たな魅力があるとのことですので,ぜひ新潟市美術館でご覧ください。)
 
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新潟市や日本各地の地層を標本にしたものが100点展示されています。
私たちが住んでいる地球の地層は、100年に1cm成長すると言われています。植物や動物の腐食がくり返されて生まれる土に、砂や岩石が混じることで生まれる地球の年輪です。
並べられた地層は、それぞれの土地の文化や歴史を私たちに静かに語りかけているようで、荘厳な趣きを持った作品です。
 
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夭折の写真家・牛腸茂雄が生前に残したマーブリングの作品57点。
マーブリングとは、平安時代の昔から行われていた「墨流(すみながし)」の技法を現代に再現する手法。特殊な水溶液の上に各色の絵具を落とし、希望の模様になるように楊枝などでゆっくりかき回し、紙やその他のものを浸して模様を写していきます。
牛腸茂雄が探求した美の世界が感じられる作品群です。
 
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新潟市美術館と中央区にある山二ツ米倉庫が対になった作品で、その2つの空間を「内」「外」というテーマで体験できる仕組みとなっています。
大きな室内はバックヤードに見立てらたれ額縁(「ニイガタのタカラアツマレ」プロジェクトにて集められたタカラ)が配置され、その中心には入ることのできない展示場が設置されています。穴から展示場の中を覗くと、展示会場を額の中から覗いているという今までにない面白い発想の作品です。
 
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美術館の中庭に設置されている白い木製の小屋。ドアも窓も見当たりませんが、外壁の隙間から覗くと陶土で作られたたくさんの人形が輪になって座っているのが見えます。
まるでおとぎの国に迷い込んでしまったような錯覚が起きるユニークな作品で、思わず何度も覗き込んでしまいます。
 
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ハンチクとは「版築」と書き、土壁や建築の基礎部分を堅固に構築するために古代から用いられてきた工法です。
この作品は、新潟の浄水発生土でスクエアーのオブジェを作成し、美術館とその隣にある西大畑公園の池に設置して、美術館と公園との知られていない連続性を明らかにしている作品です。
 
「水と土の芸術祭2009」は12月27日までですが,今回、ご紹介した新潟市美術館の作品は,来年1月31日まで見ることができます。ぜひ皆さんも新潟の「水と土の芸術祭 2009」を訪れ、じかに作品を鑑賞してみてください!
 



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